フィアット500はルパン三世の愛車

フィアット500はルパン三世の愛車

フィアット500はルパン三世の愛車

フィアット500

ルパン三世の熱狂的なファンならずとも、「淡いイエローの小さい車」といえばピンッとくるものがあるのではないでしょうか。

そうです、劇中はもちろん、オープニングやエンディングにも登場するルパンの愛車です。
「淡いイエローの小さい車」でカーチェイスを繰り広げるシーンは、ルパン三世の代表的なシーンでもあります。

このルパン三世の愛車ですが、実際に存在することはご存知ですか?
イタリアの自動車製造会社・フィアットがかつて販売していた【フィアット500】という車なのです。

50年以上も続く不朽の名作『ルパン三世』に欠かせない存在となった車、フィアット500の魅力についてまとめました。

フィアット500の歴史

“ルパン三世が乗っている淡いイエローの小さい車”としてであれば多くの人が認識していると思いますが、その車をフィアット500だと知っている人は少ないでしょう。
そもそも、フィアット500という名を日本国内で聞くことはあまりないように思います。

初代500

フィアット500は、1936年にイタリアの自動車製造会社・フィアットから「初代500」が発売されました。
500はイタリア語読みで「チンクエチェント(Cinquecento)」と呼びますが、日本国内では「ごひゃく」と呼ばれることが多いです。
販売価格は8,900リラ。当時のライバル車と比較すると、大変安い価格帯の車でした。

初代500は2人乗りの「超」小型車で、その小さなボディには発売当時で最先端の技術が多数、採用されていました。
小さい姿で機敏に動き回る姿から、「トポリーノ(ハツカネズミの意)」という愛称で長年親しまれることに。

初代500のエンジンは「サイドバルブ」「2ベアリング」という必要最低限の仕様ですが、上級車種並みの水冷4気筒となっており、569ccの排気量から13.5PSを発生させていました。
また、ラジエーターについてはフロントグリルがエンジン前方で曲線を描いて後傾していることから十分な高さが取れず、バルクヘッド直前に搭載しています。
この配置によって、冷却水の比熱の差で自然循環する「サーモサイフォン」現象を利用して、独立したウォーターポンプを持っていません。

2ドア仕様のデザインですが、実はこのドアは後ヒンジの前開きで、現在の乗用車とは逆方向に開く構造です。安全性の面では好ましくないデザインですが、当時は乗降性をより重視して採用され、またそれがおしゃれだと認知されました。

1948年にシトロエン・2CVという4ドアで4人乗りのフランス車が発売されると、2人乗りのフィアット500は急激に販売数が減ってしまい、1950年までに生産中止となってしまいました。

初代500は、「500A」と、それを改良した「500B」「500C」の3タイプあり、系列車の販売台数は総計で60万台を超えました。

2代目NUOVA500

1950年に生産中止となった初代500ですが、1957年に「2代目NUOVA500」として再び発売されました。ルパン三世の愛車はこの2代目NUOVA500です。

1955年に初代500の後継車として「新型車600」が開発され、トポリーノにも劣らぬ人気車種となりました。
それを受け、新型車600よりさらに安い価格帯の乗用車を開発することになり、2代目NUOVA500を開発。
安い価格帯を実現するために、2代目NUOVA500は新型車600よりも一回り小さい「4人乗り小型車」となっています。

エンジンもコストを削減するために、簡素でコンパクトなパワーユニットとして開発された479cc・15PSの空冷直列2気筒OHVが縦置で搭載されていました。
オイルフィルターは遠心分離式で、最高速度は軽量なボディと相まって95km/h。マウントにスプリングを利用するなど配慮は見られますが、音が大きく振動が激しいため乗り心地には悪影響を及ぼしており、NUOVA500シリーズ最大の欠点になっています。

2代目NUOVA500は、1977年の生産終了までに通算で約400万台が製造されています。

3代目500(2007-)Type312

初代フィアット500の発表から50年の節目の年である2007年に、フィアットは全く新設計の新しい500を発表しました。
デザインは2004年のフィアット・トレピウーノコンセプトカーに基づいていおり、フォルクスワーゲン・ニュービートルやBMWミニと同じくレトロ・ルックを採用しています。

製造はポーランドティヒとメキシコトルーカのフィアット工場で2007年中頃に開始され、2007年9月には販売が開始されました。

フィアット500の魅力

■フィアット500(現行モデル)の基本スペック

全長:3.57m
全幅:1.625m
全高:1.515m
ホイールベース:2.3m
車体重量:1,010kg

エンジン種類:直列4気筒 SOHC 8バルブ
排気量:1,240cc
最高出力:69ps / 5,500rpm
最大トルク:10.4kgm/ 3,000rpm
燃費(JC08モード):19.4km/L
新車価格:1,998,000円~

現在の一般的な車に比べるとパワー不足を感じますが、車体自体がコンパクトかつ軽量なので、必要十分なパワーを発揮します。
特に「ツインエア」のモデルは今どきの車としては珍しい2気筒エンジンを搭載しています。現在の車にはない、独特なエンジン音はクラシック時代のモデルを連想させる感慨深いエンジンと高評価です。
排気量は落ちますが、ターボチャージャーで過給しているので、「1.2」モデルよりもパワフルかつ低燃費となっています。

エンジンの最大トルクが1900rpmと低い回転域に設定されているのでストップ&ゴーの多い都市圏で走行するのであれば頻繁なシフトチェンジを行い、トルクバンドを最適に保つ必要があるところが難点でもあり醍醐味でもあります。
面倒で厄介な車には間違いないですが、「運転方法をマスターすればこれほど面白い車はない!」と多くの人々から支持を得ています。

デザインは国産車には無い美意識が持ち込まれており、ハンドルや計器などの細部にもスタイリッシュさを感じられるように。
細部にまでイタリアの美意識が徹底。スイッチひとつでソフトトップが開閉するなど、利便性にも優れています。

フィアット500以外のルパン三世の愛車遍歴

最後は、フィアット500以外のルパン三世の愛車遍歴を紹介したいと思います。

1. AC コブラ 427 ルパン三世一味が出会う前を描いたEPISODE:0 ファーストコンタクトに登場

2. メルセデス・ベンツSSK TVの第1シリーズに登場
3. アルファロメオ・グランスポルト・クアトロルオーテ TVの第1シリーズに登場
4. フォルクスワーゲン・タイプ181 TVの第1シリーズに登場
5. アルピーヌ・A110 TVの第1シリーズに登場
6. フェラーリ・312B TVの第1シリーズに登場
7. キャデラック・エルドラド TVの第1シリーズに登場
8. ランボルギーニ・エスパーダ TVの第1シリーズに登場
9. ランドローバー・シリーズ TVの第1シリーズに登場
10. アルファロメオ・1750GTヴェローチェ TV版第2シリーズに登場
11. ティレル・P34 TV版第2シリーズに登場
12. シボレー・コルベット TV版第2シリーズに登場
13. マトラ・M530 TV版第2シリーズに登場
14. ジープ TV版第2シリーズに登場
15. スバル・サンバー TV版第2シリーズに登場
16. ルノー・5 TV版第3シリーズに登場

 

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